アメリカ先住民の知恵に生きる

S娘の友達が5人ほど新年会ということで週末泊まりにきました。

その朝、友人達が帰ってからS娘は、頭がいたい、気分が悪いといいだしました。すぐ気分が悪くなる彼女ですが、よく話しをきいてみると、その中の一人とどうもうまくいっていないみたい。

 

S娘 ”友だちのHちゃんは、自分が正しいと思っている主張をみんなに押し付けてくるんだよね。みんなの中でそれは違うよね、って思っていることでも。”

私 ”Hちゃんは正しいことをしたいんだよね、きっと。”

Hちゃんは朝一人だけ、前の晩に約束した時間におきてきて、出かけるといった時間に用意して、食べた朝ごはんの皿はきれいに手洗いしてかたずけてくれるような子です。

 

S娘 ”でもね、世の中には正しいことも間違っていることも、ないんだよ。人は自然でないことはするべできはないの。その人にとってそれがいいことかするべきことかそうでないかがあるだけ。でもそれは他の人にとっては全く違う基準なの。”

私 ”そうかな?職業によっては、絶対的にあっていることとか、間違っていることもあると思うけど?”

S娘 ”それは人間がそういう社会を作ってしまったから。神はそんなふうに人を作っていない”

私 ”!どの神様?キリスト教の神様?”

S娘 ”もっと大きな神様だよ。どの神様も一緒”

私 ”じゃあなんであなたは自分にとって、正しいことをちゃんとしないの?”

S娘 ”自分にとって正しいことしか、しないなんていってないじゃん”

私 ” ・・・” 

 

私はこの話をしていて、アメリカ先住民の知恵(倫理の規定のようなもの)というのを思い出して鳥肌がたってしまったんだすね。。。詳しくはwisdom-of-the-native-americansというのを見ていただきたいのですが、子供っていうのは(もう子供でないのかも)ぱっと、真理をつくことをいってくれることもあり、それを大人がどれだけ真摯にうけとめるかで、教えを請うこともできるんだろうな。でも現実の世の中はそのようにはまわっていなくって、だからそれを親や学校や社会が教育するんだけど、もしかしたらこれからの世の中は自分なりの価値観の基準っていうのをもつことが今以上にもっと大事になってくるのかも、なんて思ってみたり。。。

でも彼女も本当にそう思っているのなら、本気で彼女にとっての正しいことを一生懸命してくれると彼女ももっとハッピーになれると思うのですが。。。