ウクライナの原発問題について

ちょっと、このブログのテーマとは全然関係ないのですが、なぜ、日本のメディアはウクライナの原発事故のことを全く取り上げないんでしょうね??

キエフの南570kmにあるSaporoschje という町にある原発のことなのですが、気になったのでドイツのメディアをチェックしました。

 

11月28日には問題がすでにあったという報告を12月3日になってからウクライナ側がしています。

が、ドイツの放送局ARDによると


Atomkraftwerke in der Ukraine: Die Angst vor einem zweiten Tschernobyl | tagesschau.de

8月の末にすでにこの辺りの原発が第二のチェルノブイリになるのではないかという、懸念がなされています。

さすが、ドイツ、チェルノブイリでは散々いやな目にあっているだけあって、陸続きなだけに、他の国の様子もチェックが厳しいです。

このあたり、15の原発、研究原子炉、高放射能物質を含む核のゴミと集積しているのですが、ウクライナの報道官によると、大きいだけでなく、ヨーロッパの中ではイチバン、安全なものだ、飛行機がおちてきても大丈夫といっています。

 

どこの国でもそういうんですよね。。。もちろん、危険だなんていえません。

しかし、どの原発だって戦争を意識して建てられているわけないでしょう。


Potenzielle Probleme in ukrainischen AKW: US-Brennelemente für Sowjetreaktoren | tagesschau.de

 問題は、ロシア製の原子炉に本来、ぴったりあったロシア製の燃料棒を使うべきなのに、政治的な問題から2005年以降、アメリカ製の(ウェステングハウス)燃料棒を使うようになり、規格があわないものを無理に使って、テクニカルな問題を発生させているようです。緊急時に停止が遅れるもしくは、全く停止しないという危険があるということは2012年にすでに指摘されていたようです。

 

まあ8月末の時点では、戦争に巻き込まれた原発が事故を起こすというシナリオを恐れていたのですが、11月に閉鎖されたこのブロックはどうやらテクニカルな理由のようですね、金曜までに問題は解決されるとのこと。放射能も出ていないという報告をしていますが、偏西風の影響でヨーロッパのほうではなく、何かあればアジアの方に向かいます。