文化に善悪はあるのか。

中国では犬を食べる日というのがあるらしく、その日一日でものすごい量の犬が消費されるようです。

アメリカ人のM娘の友人がFBでそんなのやめさせるべきだといって、抗議運動をしようとFB上でシェアを求めてきました。

そんな中、M娘は

”よく、アメリカ人そんなこといえるよね、かれら自分たちが牛、豚、鳥の食肉をどうやって扱っているかわかっているのかしら?Food Inc.を見てから私はアメリカで肉を食べないことにしたのに。中国のイベントはきっと伝統文化なんでしょう。なんでそれを裁くことができるのかしら”

 

そう、彼女はその映画

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をみて、アメリカではベジタリアンになってしまいました。

アメリカ人は自分が外国をみていても、彼ら自身がどう思われているというのは興味はなく、どうでもいいとおもっているんだろうなあ、というのを感じますね。

 

これは私自身が、先日いったパーティで、”日本人は歴史を塗り替えようとしている!”と

抗議された時にも思いましたが、その時、そばにいたハイチからきている人が

”何いってんの?アメリカ人はインディアンに何をしてきたの?コロンブスなんて極悪人なのに、コロンブスデーをお祝いしているじゃない!”と。

かなりの知識人である人たちでさえそういう認識なので、もちろん、一般の人たちはもっとひどいというのは想像できます。

 

そしてこういうことは、日本を擁護するために私が何かをいうよりは他の外国人がいったほうがずっと効果があります。

 

さて、世界のどこかで、理不尽なことをいわれている人を日本人が助けていることを望みます。

 

 

花粉症がひどくなる前に

日本もそろそろ花粉症の時期でしょうか。

うちの夫も下の娘も花粉症がありますが、今年はまだ大丈夫みたいですね。

でも。。。

去年、ひどく苦しんでいるときに知り合いが、

 

”花粉症には地元のはちみつがきく” 

 

と教えてくれました。言われてみればなるほど。

とくに都会では、はちみつはなかなかとれなくなりました。でもミツバチが生息しないようなところ、花も咲かないような場所に人は住めない。。。

近年東京では銀座はちみつとか自由が丘はちみつとかがあります。

なるたけ地元産のものがいいとのこと。できるなら症状がひどくなる前にお試しあれ。

 

 

 

思った以上にものをはっきりいわないアメリカ人

アメリカにきてアメリカ人は日本人のようにダイレクトでないことにびっくりしたのですが、というのも日本のステレオタイプのイメージは欧米人はyes, noをはっきり言うということだったからです。

 

しかし、やはり欧と米の違いは大きい。

アメリカ人はNOを言う時はとても気を使います。それはノーをいうことがその人個人に対する否定、という側面があるから。一方ヨーロッパ人にとってはNOはあくまでもその意見に対する否定、個人を攻撃しているわけではないのです。

 

そんなことを感じるなか、アメリカ人とドイツ人、オーストラリア人の友達とご飯を食べていたときのこと。アメリカ人の友人が、

アメリカ人 ”私ってとってもダイレクトで、時々困ったことになるのよね。。。”

 

ドイツ人 ”エ?あなたが?とってもあたりがソフトだし、思慮深いと思うけど?”

 

私 ”うん、そうそう”

 

アメリカ人 ”でも仕事の時にははっきりいいすぎて、それがもとでトラブルこともあるのよ”

 

ドイツ人 ”でも仕事の場合はかえってはっきりいうほうがいいこともあるでしょう、ドイツ人は必要以上にダイレクトかもしれないけど。。。”

 

アメリカ人 ”日本人って絶対NOっていわないわよね?”

 

私 ”NOといわずに断ろうとする言い回しがあるからね。。。まあ私ははっきりいってしまうけど。。。”

 

オーストラリア人 ”仕事の場合は自分のエゴが邪魔すると、不要にはっきりいいすぎてしまうことがあるんじゃないの?でも、基本的に、遠回しにいってしまうと、時間の無駄になることも多いわよ。”

 

なるほど。。。

仕事の種類やそれぞれのバックグラウンドが違っても判断基準も違うかもしれません。

 

それにしてもアメリカ人が、はっきりNOをいってしまうことを悩んでいるなんて。。。

 

 

 

自分の立ち位置で、危険かそうでない国かの基準は変わる

アメリカの夏休みはまるまる2ヶ月あります。そろそろ、子供達は夏の計画(サマーキャンプや講習会)を立てる時期になりました。14歳のM娘の友達は去年はイランのリーダーシップキャンプに行き、16歳のS娘の友達はイスラエルに半年留学しました。イランも、イスラエルも治安がいいところとはとても思えないので、それを聞いた時、結構びっくりしたのですが、考えてみると、双方の友達とも、母方がそれぞれの国の出身とのこと。

 

はたからみるイメージと、ご当地の様子をよく知る人たちとの間には結構認識の差はありますよね。

先日バングラディシュ、イスラエル、アメリカに住んだことがある人と話している時、メディアが流しているニュースの9割がたは大袈裟なものが多いという話になりました。どこかでテロや事件があっても、国自体は広い場合が多く、1000km以上はなれている国のなかで起こったあるスポットのことを、その国全体が危険だというような報道をするのはいかがなもの?と。

 

同じことが東北の震災の時にありましたね。当時、地震や原発のことで、日本全部危険、日本に行くな、という空気は海外のメディアにはありました。まあ、確かに日本のそこらじゅうで地震のリスクがあり原発もこれだけあれば、全くリスクがないとはいえないですけど。。。

 

外務省の出している海外安全ホームページ

http://www.anzen.mofa.go.jp/

というのがあります。ここでは

退避勧告
渡航延期勧告
渡航の是非検討
十分注意

 

というカテゴリーに応じて、勧告をだしているのですが、イランもイスラエルもほぼ全域

十分注意、イランにいたっては国の四分の1に退避勧告がだされています。その国に中学生の女子が夏に一人でリーダーシップキャンプにいくっていうのはやっぱり、、、

マサに実践にもとずいたリーダーシップキャンプ、戦闘能力とか、危険察知能力とかが磨かれる気もします。。。

 

外務省の情報ではちなみにシリアは全土に退避勧告(真っ赤)、レバノンは国の半分以上のエリアで渡航延期勧告(オレンジ)がでていますね。トルコは十分注意エリアもあるものの、大半が何もなく、シリアとの国境付近のみに退避勧告がでています。まあ中近東のこの辺り、近年穏やかではないですもの。。。

ちなみに黄色の十分注意っていうのは中国の半分くらい、インド、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、フィージーとかもあります。

 

さてこういう情報をみて、それをどう判断するのか、という問題ですね。自己責任とは、受け取った情報を判断する力も含めると思います。

 

ところでスイスの再保険会社スイス・リーは、2013年には河川の氾濫、高潮、津波、台風、地震など、総合して検証した結果、世界で最も危険な都市は東京と横浜といっています。

 

逆に海外からみれば日本も全体が十分注意、一部に渡航の是非検討エリア、そしてさらに退避勧告エリアもある、という感じかもしれません。

 

なんで日本は少子化なの??

外国人友人 ”なんで、日本は少子化なの?”

私 ”うーん、若い人達が結婚しなくなっているからかなあ。。。”

外国人友人 ”なんで、日本人の結婚率がさがっているの?”

私 ”若い人たちにお金がないとかいうけど、ネットとか、携帯とかに時間もお金も費やして、他人と一緒に何かをする人達がへってるとかもあるんじゃない?”

 

なんて話をしていたら、そういえば、結構前に、女性と付き合う以前に女性と目を合わせるのが苦手な男性が女性と目を合わせる練習をするDVDが発売されて、外国のニュースでそれをみたのを思い出しました。外国人の感覚では全く理解できないというニュースだった気がします。

 

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これ発売が2008年なんですが、もう7年もたつのに事態が改善しているようには見えませんね。。少子化対策にはまず、人と目をあわせることから。。。

 

 

 

キャベツの花器

先日うちにいらした方から珍しいものをいただきました。

 

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綺麗なお花。。。と思ってみると、実はキャベツの中身をくり抜いて花瓶にみたてそこに花が入っているのでした。(笑)これは、、、なんだかこのユニークさがアメリカならではの感じがしますよね〜。

でもなかなかこれを人にあげるのも勇気がいると思いますよ。

目にみえない配慮のようなものを外国にでても、期待してしまう日本人男性

先日、フライトアテンダントの友人数人と話していた時のこと。

友人A (日本人男性)"こないだ、Aエアライン(米系)にのって、やっと、うとうとできた、と思ったら、カーゴをガラガラしてきたフライトアテンダントが僕の腕に何度もぶつかって、おきちゃったわけ。でも無理やり寝ようとしているのに、起こして飲み物を強要されて。頭きて、君誰のために仕事しているの?ってきいたら、もちろん私の為にきまってるでしょ、っていったんだよね。だめだ、こりゃ、って思ったよ。だから日系のエアラインがいいんだよね”

 

友人Bは日本のJ航空で長年勤務したのちに、アメリカ系のエアラインにうつっているフライトアテンダントです。

友人B(日本人女性) ”まあ、日本の会社の場合、本音はどう思っているにせよ、お客様第一、って教育をされるからね。でも、昔はファーストクラスとか、ビジネスのVIPのお客様から名刺を渡されて、連絡して、とかいう個人的なことでも、会社にとって重要なお客様ならおつきあい(相手に連絡)するようにと、いわれて、は??とも思ってたけど。。。そういうのって会社が逆に守ってくれるものじゃないの?って。”

 

友人Cはドイツ人でヨーロッパ系のエアラインのアテンダント

友人C ”それにしても、一番いやな客は日本人男性よ。だって、私が対応するからなんでも言って、っていっても、日本人のフライトアテンダント呼べの、一点張り。一体、何が問題なの?”

 

うーん・日本人乗客は細かい所に行き届いて、いわなくてもさっさと動いてくれる、というキメの細かさを望んでいるのでしょうね、それがサービスってものだと。でもヨーロッパ人にしてみたら、いってくれないと何がほしいかわからないじゃない、ってことでそこで、すでにコミュニケーションが成り立っていない感じです。

 

でも、日本人男性の難しいところはそういう、目にみえない配慮のようなものを外国にでても、期待してしまう点。逆に多くの日本人の女性は,外国にでても配慮をする努力ができるのでしょう。で、これはフライトに限ったことでなく海外にある日本の企業での実態と一緒だと思います。